スマホ首


加古川市 N・Y(26才)

それまでは肩こりなんか知らなかったのですが、
最近、頭痛がしたりドライアイになっていたり、今まで経験したことのない症状が出たので心配になり、
アチコチの病院に行きましたが原因が分かりません。
ひょっとして、今流行の「スマホ首」かも・・・
ちなみに、スマホは仕事のとき以外、ほぼ一日中使っています。
スマホ首はハリでなおるのでしょうか?


長時間にわたるスマホ使用による肩こり、首こりが原因で頭痛やドライアイなどの症状が出ていると思われます。

今話題の「スマホ首」ですが、はせがわ鍼灸院でも最近急激に増えて来ているのが若い女性の「スマホ首」による頭痛・肩こり・生理痛・冷え性などです。

スマホをのぞきこむ姿勢が頸椎(首の骨)を圧迫し、頭部への血行を悪くしています。
頭に血が通わない状態です。血液には大量の酸素が含まれ、私たちの筋肉や臓器などはこの酸素が不足すると首から上の各部位に障害が出ます。眼ではドライアイや疲れ目、鼻では鼻炎、口では味覚障害、扁桃腺炎、耳では耳鳴り、耳閉感、などです。

また、スマホを覗き込む姿勢で、首を支える筋がコチコチになり、肩こりの大きな原因になります。
上半身の血行障害により腰痛に飛び火し、腰部圧迫により下半身への血行が悪化し、冷え性、生理痛を発症します。

最近になって急に「スマホ首」が注目されはじめました。
それはスマホという小さな画面に長時間にわたって注視する生活が、眼だけでなく、肩こりや頭痛や、その他の疾患に由来するというデーターがマスコミに取り上げられているからでしょう。
それまで、あまり肩こり、頭痛といったことを言わなかった女子高生や若い女性が症状を訴えはじめたのです。

実はこのような「スマホ首」は以前からあったのです。
私はその症状を「パソコン首」と名付けていました。
症状はスマホ首¥と全く同様です。ただ、パソコンに接するOLや男性会社員に多く見られていたのです。
もっと以前は、「書類首」とか「電卓首」と言っていました。
これらの作業はすべて同じ「姿勢」。

第一に眼科疾患に影響があり、次いで肩こり、首こりに大きな影響があり、やや前傾姿勢による腰部圧迫での腰痛、それからのけっこ障害による冷え性、生理痛、ぎっくり腰、座骨神経症などの重要疾患を招きます。

治療は、首の付け根の「天柱」「風池」をはじめ、肩甲骨周辺、背骨(脊柱)に沿って緩やかな針を置いていきます。(「刺す」というより「置く」感じの刺針です)

「スマホ首」という軽いイメージのものですが、重要疾患に結びつく立派な症状(病気)です。
新たな国民病と言っても過言ではないと思っています。