突発性難聴



現在、突発性難聴で治療されている患者さんが4名いらっしゃいます。

ある方は、17歳で発症し、35年間悩まされ、治療4週で10のレベルで5まで回復している患者さんや、2週間にわたって日赤に入院して治療したが完治せず、はせがわ鍼灸院へ来院、治療期間5ヶ月で10のレベルで5まで回復している患者さんなど。

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< 突発性難聴>は、耳の奥の「内耳」に異常が生じ、突然聞こえにくくなる病気です。
耳が詰まった感じがしたり、音が響いたりする人もいます。


ふつうは片側で起き、再発はありません。
発症前後に「めまい」や「耳鳴り」を起こします。


突発性難聴は厚生労働省が「特定疾患」に指定する難病の一つです。
原因は不明ですが、音を感じる「内耳」に障害が起き、片耳の血行障害や、ウイルス感染、アレルギーといったことが考えられます。


聴力検査で、高音や低温は比較的聞こえるのに、人の会話域である500~2000ヘルツの聴力が著しく落ち込みます。

西洋医療では血流を改善する「デフィブラーゼ」を点滴し、2週間程度の入院を余儀なくされます。
ただし、この薬は血液の凝固にかかわるフィブリノーゲンを減少させるので、ケガで出血すると止まりにくくなるので入院させるのです。
ただし、完治を含めて回復するのは50%以下といわれています。



最近では、歌手の浜崎あゆみさんがこの突発性難聴にかかり、ブログで公開した事で注目を浴びました。
完治したかどうかは知りませんが、浜崎さんが入院している時に心がけたのは「入院しても落ち込まず、片耳は聞こえているのだから」、と、前向きに取り組んだそうです。



内耳イラスト1.jpg



鍼灸治療では、「内耳」を圧迫している首のこりに注視し、肩から首にかけてのこりほぐし、血流改善をします。


それは、突発性難聴の原因の一つにストレスや疲労が引き金になっていることがとても多いからです。


はせがわ鍼灸院へ相談に来られる患者さんの多くが発症時期にストレスを感じたり、疲労が重なっていたりする人が多く見られます。


先日も、大きな病院に2週間入院し、「10」レベルの聴覚が「0」のまま退院された患者さんが週2回の治療を3ヶ月続け、「5」レベルまで回復しました。
最近では、週1回にして治療を続けています。


外見からでは、耳の障害はわかりません。
自分の周囲からは金属音や頭痛になるくらいの騒音がし、肝心の相手との会話が聞き取りにくいなど、障害を持つものにしかそのつらさはわかりません。


ただ、突発性難聴は音を感じる器官が障害を受ける「感音難聴」のなかで、聴力回復が見込める数少ない病気です。
早めの治療が望ましいのですが、35年経って治療をし、聴力が「0」レベルから「5」にまで回復した患者さんもおられます。
あきらめず、前向きに取り組むことが大切でしょう。