筋無力症



娘(11歳)が「重症筋無力症」と診断され、通院していますが、まったく治りません。
「眼瞼下垂」がひどくなっています。
調子の良い日でも、夕方になると「しんどい」と言います。
鍼灸の治療で少しでもらくにしてあげたいのですが、
どのような治療が可能でしょうか?


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重症筋無力症はご存知のように自分の身体にある抗体による自己免疫疾患です。

ⅠからⅤまで分類され、Ⅰが眼筋型で特徴は眼瞼下垂、斜視、複視など。

眼筋のなかで外眼筋のみが犯されています。
特徴はとても疲れやすく、筋肉の反復運動ができにくいことです。

筋力低下は夕方になるほど顕著になり、筋萎縮を伴うこともあります。
有病率は10万人に4~5人で、発症は10歳以下の小児、女性は30~40代、男性は40~50代に多く、小児(10歳以下)の発症率の高さは、日本にのみ見られる特徴です。


憎悪(悪くなること)と、寛解(良くなること)の繰り返しがあります。
しかし、針治療はかなりの改善が期待できます。

同じ疾患で、小学6年生(女子)が5年前に治療を始め、3年間通院し、かなり寛解され志望高校に入学されました。
また、50代男性が昨年から通院されています。


治療法は、目の周辺(といっても眼球ではなく眉毛の近くなど)両眼で8ヶ所に世界一細い針・髪の毛ほどの
極細の針を使用します。痛みはほとんどありません。

その他、背部、頚部、脚部に細い針を数ミリ置きます。


これらの治療法は、眼科疾患の患者さんすべてに対しておこなわれ、そちら様と同じたつの市の小学4年生(女子)を始め、数名の小学生、中学生も受診されています。


病院での薬は抗コリン系剤が多いのですが、症状によって、また医者によってはステロイド剤(ブレドニンなど)も投与されます。

さて、日常で気をつけなければならないのはストレスです。

私の治療法は上記のほかに、個人のパーソナリティにあわせ、適度な眼球運動と心のメンテナンス施します。

約1時間近くの治療時間を要します。
できれば生活の中に「治療」をルーティン(組み入れ)され、週一回の治療をおすすめします。



当院は重症患者さんも多く、遠くは高松、鳥取、広島、大阪などからも来ておられ、全く目の見えなくなっている方も頑張って治療されています。

苦しい日々でしょうが、その中で「楽しみ」を見つけ、心のケアを含めた治療を続けることが寛解への近道でしょう。


なお、私は教員との兼務ですので週4日が治療日です。
お電話で予約なさってください。