Ｓ・Ｈ江　女性
６１歳・主婦

最近、暗いところで見えにくくなり眼科で、白内障」と「網膜変性症」と診断されました。
白内障に関しては多少なりとも知識はあるのですが、「網膜変性症」は初めて聞く病気なので驚きました。
一体、「網膜変性症」は治るのでしょうか？

H江さんの「網膜変性症」は進行性の眼科疾患なので、すぐに治療に取りかかりました。

網膜変性症は、眼球の内膜の網膜という光を感じる膜があり、
この網膜の細胞の遺伝子に異常があり、モノを見る機能が下がっていく、進行性の病気です。

まず、初期段階では、少しずつ暗いところでモノが見えにくくなります。
そして、視野が狭くなるのが分かるようになります。
進行性の眼科疾患ですから、視力も下がり始め、ようやく異常に気づきます。

Ｓ・Ｈ江さんは白内障も併発されていました。
これは、網膜変性症には白内障が合併することが多いためです。


さて、鍼灸治療での網膜変性症の治療法ですが、白内障や緑内障の治療法とほぼ同じです。
もちろん、患者さんによって選穴は異なってきますが、顔面（目の周囲）、頚部、背部、下肢（足）と、順に刺鍼していきます。
証（その病気の重さ）によって、目に対して「栄養が行き渡らない」症状を探り出します。

（顔面への「針」と聞くと、怖いイメージですが、小学生でも痛がらずに受診されていますのでご安心ください）


網膜変性症をはじめ、網膜裂孔、網膜はく離、糖尿病性網膜症、網膜静脈閉塞症など、なかなか西洋医学では困難とされている眼科疾患は、愛知県の一宮にある日本でも有数の眼科専門鍼灸治療「千秋針灸院」の春日井先生と治療提携し情報を共有しています。
（鍼灸学会で「眼科疾患の鍼灸治療の実証例」を学会発表されています）

はせがわ鍼灸院・兵庫県姫路市 (姫路駅から徒歩８分）アーケードを通りますので雨にも濡れません。

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